american-optical-,GIG LAMPS 1910s-1920s AMERICAN OPTICAL ALL 14K WHITE SOLID,The Spectacle/ American Optical vintage メガネ通販 推定1944,ビンテージ40's○ケース付きAmerican Optical 1/10 12KGF NUMONT,The Spectacle/ American Optical vintage GFメガネ通販 推定,
1920's bespoke 10K PAD spectacles Round frame Rare engraving 42-24 6 white gold color - 1/10 12k gold filled & 10K solid gold PAD
42-24 6
white gold color - 1/10 12k gold filled & 10K solid gold PAD
ヴィンテージ眼鏡の中でも数少ない1920年代後期のビスポークフレームです。
この度コレクション整理の為、ヴィンテージのメガネ達を出品していきます。よろしくお願い致します。
この個体の最も特徴的なデザインは彫金意匠部分とカットリム部分となっています。
全体の彫金はアールヌーヴォーのような唐草の造形が施されています。
この彫り込みは抑揚ある線で彫り込みされており、全体のクオリティ保持や密集箇所と抜け箇所のバランスが難しいため他のメーカーではなかなか採用されません。
基本的に大手(ボシュロムやAO)は幾何学模様の連続彫金を採用します。
またフロントは鋭角なカットリムとなっていて、カットの頂点にはとても細かいミル打ち意匠が採用されています。
これはブリッジにも手を抜くことなく丁寧に施されています。
見事に彫金製品としてのデザイン性をフレームに落とし込んでおり、その拘りや独自性は素晴らしいです。
ブリッジもシンプルながら現代ではあまり見られないヴィンテージならではの曲線で非常に美しいデザインです。
勿論ここにも唐草模様の彫金があり、ソリッドなブリッジですが彫金によりくっきりと陰影が纏まっています。
大変珍しい彫金デザインなので探されている方も多いと思います。
またこの時代のフラグシップの象徴でもある金無垢の鼻パッドを合わせています。
幅と厚みのあるクリングスと相まって貴金属のソリッド感が現れています。
現代のメガネ業界で鼻パッドに金を用いることはほぼありません。
(一応箱足の18Kパッドは水島眼鏡等の一部特殊フレーム等にオプションパーツとして存在しますがなかなかの価格帯です。)
これは昨今の金価格高騰も勿論要因としてありますが、当時に耐腐食性・加工性・審美性で取り入れられてきた金合金に代わって、
より安いチタンやサンプラチナのような素材が開発されたからでもあります。
状態も良く光沢は彫金の細かさと相まって素晴らしいです。
ヒンジのぐらつき、緩みも全くありません。しっかりと噛み込んでいてテンションを保持しています。
しっかりとテンプル側面にも同一の彫金意匠があり統一性もあります。
大きさは42-24でFPD(フレーム瞳孔間距離)66mmというゴールデンサイズであり、100年前のフレームとしては珍しく大型の部類に入ります。
元々当時のメガネ需要がほぼリーディンググラス用途だったので出てくるものもFPDの狭いものが大半です。
良い個体で中々の掘り出し物と思います。
とても珍しいモデルです。特にこのカットリム、彫金は唯一無二です。
ラウンドフレームを検討されていた方、個性的なデザインを探している方はこの機会に如何でしょうか。